羊増し増し

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特殊ミステリー歌劇「心霊探偵八雲」-呪いの解法-

2024.02.25

 

八雲見てきました。めっちゃ面白かった〜!!やっぱり三浦さんの脚本演出が私に合ってるんだなと思えて良かった。

 

土屋さんが演じた白井解は元々女性のキャラクターらしいけど、男性に変えたことへの違和感が無くて馴染んでるなと感じた。これは私が原作未読なのもあるかもしれないので、原作知ってる方がどう感じるかは分からない。

でも男性に変えたからこそ、本来女性が演じるであろう女神役にまで白井を起用する松永(演:前田隆太朗)の白井への執着というか信頼の強さをより感じられたと思う。単純に土屋さん演じる白井演じる女神役があまりにも綺麗だったのでそれだけでもかなり良かった。客を呼ぶために夜職もしてて……って言い出したときは流石にキャラ盛りすぎじゃない!?って思った。好きな俳優の演じる役がキャラ盛り盛りで嬉しいです。ソロ歌唱もあって嬉しかった。どうして土屋さんを起用したのかだけ聞きたいです(推しが初っ端女神で出てきてびっくりした人)。

 

矢口(演:永田聖一朗)も女性→男性の改変だけど違和感が無かったし、七目(演:鎌苅健太)に関しては原作に登場しないオリジナルキャラクターらしいけどむしろいないの!?になるくらい良かった。幽霊が絡む話で生きる大切さとか、人間の1番強い感情は怒りだとか、興味深いセリフが多いなと感じた。

 

私はテニミュを3rd全国立海から見始めたから後藤大も前田隆太朗も立海のイメージが強くて、今回初めて2人をテニミュ以外の舞台で見たと思う。ごとだいは去年仮面ライダー大きなお友達に大人気なのを見ていましたが……。

やっぱ迫力とかオーラがあるなーと思った。シンプルに演技が上手い。ごとだいに関しては最後心霊3人と語るシーンですごく綺麗な涙を流していたのが印象的だった。演技だと思うんだけど、演技であんなに綺麗に泣けるんだ……と感動したし、結構耐えてたのにそこでかなり泣いてしまった。

まえりゅの役が土屋さんの役と重要なシーンがあるのが意外だった。でも思い返せばあの前田隆太朗にただの演出家をさせる訳が無かったかも……。見ていてしんどいシーンではあったけど、目が離せないシーンでもあった。まえりゅも土屋さんも私が生で見たことある元/現テニミュ俳優で、2人とも三浦さんにお世話になってるの面白いなーと思った。ごとだいと広井くんもね。

見ながら犯人が誰なのか一生懸命考えていたので、「そもそもあの日実家に帰省すると言ったのは嘘でした」って明かされたときは、その可能性は考えなかった!!と思ってかなり悔しかった。「低周波で幽霊映し出してます」はそんなファンタジーあり!?と思ったけど、"特殊"ミステリー歌劇だもんな……って強引に納得した。

 

かりん見られたのも嬉しかったなー!プリティーシリーズ大好きなので、ちゃおフェスぶりにかりんを生で見られて嬉しかった。目的のためにあざとく生きる人を演じていたけど、あざとさに説得力のあるかわいさだった。原作だと永田くん演じる矢口兄は女性らしいけど、そうなると元は姉妹なのかな?白井もだけど性別変更に違和感が無かったので、逆に原作どうしてるのか気になる。

 

白井と塩谷が途中まで幽霊だと気づかなくて、八雲が「白井さんはもう亡くなっています」って言い出したあたりで言われてみれば……!?になった。白井が行方不明になった日に衣装の靴がちゃんと仕舞われていなかったことに対して怒る塩谷に、白井しか謝ってないんだよね。グッズのクリカで白井と塩谷と御子柴父だけ背景がグレーだったのもそういうことか〜と気づいた。グッズでネタバレするのはやめよう。

 

前半かなりコミカル!って感じで、私は楽しかったけど苦手な人もいるかもなと感じた。でも今思い返すとあのコミカルな時間のおかげで休憩なし2時間半もそんなに苦痛ではなかった気がする。テニミュも見た上で思うのは、ああいうコミカルシーンを挟むのが三浦さんの癖というか味なんだろうなあと。六角の3年ミッションとか関立の緊張なんてするわけないじゃん(仮)とかすごく好きだから、私が三浦さんの脚本演出を合うと感じるのはこういうところなのかもと思った。コミカルなシーンがあるからこそシリアスでかっこいいシーンとのギャップがあってどちらも映える。

 

自分が三浦さんの脚本演出が好きな理由が少し分かった気がして楽しかった!イープラススペシャルデーの撮影タイムはもう少し慈悲をください!!!!!

 

完全逆方向固定で泣いた

最後なんとかこっち向いてくれた

Dancing☆Star プリキュア

2023.10.29.昼

 

待ちに待ったぼくプリを見てきました。始まる前は「男だけのプリキュアなんて……」という声を見かけましたが、んなの見るまで分からんやろがい!!と思っていたのでずっと期待して待っていました。見るのを迷っている人は私の感想がきっかけになってくれたら嬉しいです。

 

🩷星河楽/キュアトップ

プリキュアのピンクってこうでないとな!っていうのを体現してくれていました。常に前向きで眩しくて、周りの友達や大人に厳しい現実を突きつけられてしまうけどそれでも諦めずに輝いてくれる。舞人くんにパシられて一瞬抵抗するのに、お釣りがいらないと言われた瞬間行ってきまーす!になるのがアホっぽくてかわいかった。

パドドゥと出会うとき頭にぶつかる伝統芸をやってくれたのも嬉しかった!プリキュアになって戸惑っていたのも良かった。こうやって「あ、これってプリキュアのあるあるだよね」という要素を入れてくれていたのが嬉しかったです。

「ダンスでみんなを笑顔にする」という夢の"みんな"には敵も味方も全員含まれているというのもまさに主人公らしい希望だなーと。私が見た回では子供の男の子も見に来ていて、男の子でもプリキュアから希望を貰っていたら良いなと思いました。

 

💙夏目颯斗/キュアロック

プリキュアになるシーンで爆泣きしてしまった。幼馴染の星河くんの眩しさや才能に挫けるも、その星河くんに希望を示してもらってプリキュアになるのがめちゃくちゃ良かった!このときの星河くんが「お前の夢は俺の夢さ」という感じだった(テニモン)。真面目さ故に自分を出せなくて悩むのもブルーらしくて、だからこそその殻を破ってプリキュアになるのは眩しかったです。

幼馴染設定故か、星河くんと距離が近くて微笑ましかったです。舞人くんに「あの先輩(星河くん)のバカが移った感じ」と言われ、「そうかも☺️」と嬉しそうに返していたのが(実際舞人くんに何で嬉しそうなの……と言われていた)萌えでした。かわいい。クールキャラかと思いきや星河くんの奔放な行動にペコペコ頭を下げていて苦労人ポジでした。

ダンスかっこよかった!事前に上がっていたMVを見たときから動きをピタッと止めるのがめちゃくちゃ上手いな……と思っていたのですが、彼が担当していたロックダンスはRockではなくLockの方らしく、「激しい動きをピタッと止める、ロックする」ダンスという説明が本編にもあったのですが、彼のダンスからすぐ納得できました。

 

💛月宮爽々奈/キュアソウル

貴方そういうキャラだったの!?!?!?

事前に抱いていたイメージとかなりギャップがあったというか、いや優しそうな感じはイメージ通りだったんですけど……。

「ダンスを通じて心も体も繋がることが夢」と話していたように情熱さも持ち合わせていて、その熱さは後輩への指導にも表れていて……。腰に手を回し密着しながら指導したり、口説くようにアドバイスしたり。ステラダンサーの子たちが演じるダンス部員に熱狂的な人気を誇っていたのが衝撃でした。同性の先輩に憧れる男の子って「先輩カッケー!!」って感じだと思うんですけど、月宮先輩へは「キャ〜!!♡先輩こっち向いて♡♡♡」って感じで。うちわもペンライトも持っていました。これ自体は私が通っていた学校でも"推しの先輩"という文化があったので違和感は無かったです。特にダンス部がその文化色が強かったし。

良いなあと思ったのが特段「男なのに」と言及するシーンが無かったことですね。練習そっちのけで月宮先輩を見る後輩を天弦先輩が叱責するシーンはありますが、「男が歓声を上げて気持ち悪い」とは微塵も言っていなかったので。

普段は優しいけれど、天弦先輩に危険が及んだり星河くん夏目くんに現実を突きつけたりするときは声がワントーン下がるのがすごく解釈一致でした。かっこいい。みんなも月宮爽々奈先輩にメロメロになろう。今ならブロマイドを買うと新入部員になれるらしいです。

あと家でコーヒー啜ってる姿がメンカラも相まって巴マミだった。

 

💚天弦晃雅/キュアカグラ

月宮先輩とは対照的に、天弦先輩は見る前と後で1番ギャップが少なかったです。緑キュアが増えてくれて嬉しい……!あと変身したとき声がワントーン明るくなるような気がして、それが月宮先輩と対照的で良い!!扇子を口に咥えて戦っているときがあってオタクが好きなやつ!!!とブチ沸いていました。でも苦手なもの:虫が「でしょうね。」すぎる。

天弦先輩も月宮先輩と同じ推し方をする後輩がいて、「鋭い目で睨まれたい!」「分かる〜!」「先輩の靴になって合法的に踏まれたい」とか言われていて、厄介オタクすぎる……!と思っていました。

センター分け和風男子なんて絶対好きだろうな……と思ってて実際好きなんですけど、それより月宮先輩との関係を見せつけられて「……?(情緒破壊)」になる。なんか……晃雅はかわいいな〜!って言われてるし……天弦先輩に危険が及ぶと月宮先輩ってすごく鬼気迫る表情をするし……昔を知っている口ぶりだし……月宮先輩におちょくられたからって仕返しにお姫様抱っこ(!?)でプールに落とそうとするし……?????

あとパンフの情報と月宮先輩のセリフ照らし合わせるともしかしたら藤咲なぎひこルートある……?と思って。パンフに「幼い頃は(実家の神社の)独特な習わしに苦労していた」とあること、本編で月宮先輩が「また晃雅の巫女姿みたいな」と言っていたことを考えると、もしかして幼い頃は女の子として育てられてましたか……?変身すると1人だけ髪型が大きく変わるのもそういうこと?昔は長かったけど反発して今はバッサリ切ってる、とかだったら良いな。知りたいことが多すぎるので続編及びスピンオフ小説等をご検討ください。

 

💜黒瀬舞人/キュアブレイク

相関図見たときに追加戦士ポジかな?と思っていたのですが、まさかのトップやロックよりプリキュアとしては先輩だった。稽古中よくいおりくんが生意気ムーブをしている様子や可愛がられている様子が共演者の方から共有されていましたが、それが上手く黒瀬舞人というキャラクターとマッチしているなと思いました。

他4人が捕えられているとき、やっぱ追加戦士が来るときはみんながピンチのときだよね……!とテンションが上がりました。追加戦士らしく実力もあるのが良かった。追加戦士前提で話してしまってるけど合ってるのか?

蛍くん充くんとどう絡むのかな?と思っていたら想像より重くて……。テレビ放映されているプリキュアでも度々街の人への被害に触れられますが、本当に被害が出てしまう描写をしてくるとは。今回本編では直接充くんに謝罪はできていませんでしたが、続編が出たらそのシーンも欲しいな……と思います。気持ちの整理がついた彼ならきっと謝りに行けると思うから。

 

🧡パドドゥ

小憎たらしさを見た目のかわいさで相殺……しきれていないところが魅力だなと感じました。高校生のプリキュアたちから見たらオッサンらしい。コメディの大部分を担っていて、落ちないパンケーキで爆笑を掻っ攫っていました。男の人の笑い声も聞こえてきて良かった。

というか……コイツ……!!最後にとんでもないものを……!!どうにもぼくプリの世界におけるラスボスっぽい。妖精がラスボスのパターン初めてでは……?あんな匂わせ方したんだから絶対続編やってほしい。

 

🩵鈴ノ木蛍&内海充

ここもそう来たか〜と思いました。プリキュアではない2人組を出して一体何をするんだろう?と思っていましたが、ぼくプリのテーマであろう「希望と絶望」の表現の多くを担っていました。夏目くんが星河くんを羨ましく思う描写を入れてからこの2人の話に入ったのは分かりやすくて良いなあと思いました。羨望と嫉妬は紙一重……。女児は操られたブラックとホワイトがお互いを攻撃してしまうシーンがトラウマになっているので、そのトラウマが呼び起こされて情緒しわくちゃになりました。やめて〜泣

先に室井先生の手先になっていた蛍くんが病院で目覚めた充くんに襲いかかるシーン実はちょっとドキッとしてしまった。同じ人いるかな……。

てっきり室井先生が仮面をした敵幹部だと思っていたので、室井先生も一緒に襲われていたときの「えっ!?室井先生じゃないの!?じゃああと可能性なんて……」の悪い予感が当たったときヒ〜となりました。ぼくプリはところどころ過去のプリキュア要素を感じていたのですが、この2人には勝手に満と薫を感じていました。幹部にされて悪堕ちしたときの雰囲気からかな……?続編でキュアエコーとかみたいに限定でプリキュアになりませんか!?

これは個人的な話ですが、蛍くんの誕生日が私と一緒ですごく嬉しかったです。誕生日が同じプリキュアキャラクターが増えました(キュアコスモ/スター☆トゥインクルプリキュアも同じ)。

 

❤️室井一帆

キャラクターが発表されたときどう見ても敵側すぎる、と思っていました。合ってた。

ぼくプリの良いなあと思ったところが、敵側の主張に一理あるなあと頷けるところなんですよね。大人になった今だからこそ刺さるしそういう見方ができる。室井先生の心情吐露までに才能への憧れを描いた分、才能のせいで潰されてしまった側の人生を語られたのは辛かった。

安易に改心しないのも個人的に良かったなと思います。とてもすぐに癒える傷ではないので。最後パドドゥに無理やり浄化されていましたが、あれどうなったんでしょうか……。

 

🤍ステラダンサーズ

この方々たち無しには成し得なかった舞台だと思います。例えば変身バンクで、アニメなら待っている敵を画面外に置いて映さないことはできますが、舞台だとそうもいきません。そこをステラダンサーズがバンクに合わせて踊る→イビルダンサーもつられて踊ってしまう、にすることで自然と時間を稼いでいました。

変身時間が短く着替えの時間が取れないシーンでは、変身前を影武者として演じ、本物と入れ替わるという手法を取っていました。

ステラダンサーズに1人知っている方がいて、高橋陸人くんなんですけどめちゃくちゃハジける笑顔をしていてとても良かったです。プリキュアの世界に馴染んでいる……と思った。月宮先輩にメロメロになる後輩も演じていてビックリしましたが。

 

📝ストーリー

2時間ちょいという時間の中でよくあれだけプリキュアらしさ、2.5次元の良さを詰め込んだな〜と思いました。鷲尾さんの監修があるとはいえほさかさんすごすぎないか?

ところどころ歴代のプリキュア要素を感じられました。希望と絶望の話はGoプリで、希望のスコアはスイプリっぽいな〜と。長年プリキュアが好きな人が楽しめるように作られていました。

プリキュアは仲間同士仲が良くてテレビで見ている分には微笑ましいな、と思っていたんですけど、2.5次元になるとこんなに眩しいんだ……。幼馴染とか部長副部長とか後輩を可愛がったりとか、この辺りはちゃんと普段から2.5次元を観劇している人向けに作られているなと感じました。まんまとハマっています。天弦先輩と月宮先輩が刺さって抜けない。

元々ダンスが好きなのもあって、ダンスで戦ったり心を浄化する描写がすんなり受け入れられて私に合っていたな〜と思いました。プリキュアのedダンス真似するのが好きだった人は同じ気持ちなんじゃないかな。ダンスをテーマにしているのはフレプリが近いものがあるけど、ここまでガッツリダンスを取り入れてストーリーが成立するのはすごいなと。舞台とすごく相性が良かった。カテコで踊るのも楽しかった!大きいお友達は普段映画を観に行ってもはしゃがないよう我慢しているけれど、ここでは思い切り踊れるから……。披露する場所もないのにedダンス毎回覚えようとしている身からしたらめっちゃ嬉しかったです。

キャストの方々もみんな「プリキュア」として違和感が無かったのが素晴らしかった!みんなプリティーでキュアキュアでキラキラだった……。川村女史のキャラデザがやっぱ最高ですよね。なるべく出費を抑えるようにしていたけれど観終わった後我慢できなくてイラストのアクスタ買ってしまった。始まる前から言ってたんですけど、川村女史のキャラデザとこだまさおりの作詞で良くならないわけが無かったんですよね。すごく贅沢なものを見せていただけたと思います。パンフに設定とかキャラデザ原案載っているのも良すぎる!みんな買おう。

 

絶対良いものになるだろうとは思いつつ、もしズッコケたりしたら……合わなかったら……と思う気持ちも少しあったのですが、そんなこと気にしなくて良かったよ〜〜〜〜!!!

私は今のひろプリで、私と同じ専門学生のあげはさんがプリキュアをしているのがすごく嬉しくて。同じようにツバサくんとかぼくプリを見て嬉しく感じている男性の方もいたら良いな〜と思いました。プリキュアになれないなんてのは分かりきっていますが、それでも自分と似た境遇の人がプリキュアとして頑張っているのを見ると元気が貰えるよね。だから田村くんが挨拶で「皆さんもダンサーになるかもしれないし、プリキュアになるかもしれない」とおっしゃっていたのがすごく嬉しかった。

続編やる気満々の終わり方をしていたので続編待ってます!!みんなもキラメキのビートで満たされにいこう!!!

20年-映画プリキュアオールスターズF

見たかったものが70分の中に詰め込まれた奇跡の映画、プリキュアオールスターズF。

初日、それも平日の早朝に女児アニメ映画をキメる奇行を冒してでも観に行く価値がある。

 

そもそもテーマが良いな、と思った。予告に使われていた「プリキュアって何?」がそのままテーマになっている(たぶん)。変身していたらプリキュアなのか?妖精がいたら?自分と同じような仲間がいれば?要素だけ真似したものってプリキュアって言えるの?そんな疑問の象徴がシュプリームだったように思う。

キュアウィングの登場やぼくプリの登場など、「女の子だって暴れたい!」から始まったプリキュアでは日々男子キュアの論争を見かける。女の子じゃないとプリキュアではないのか?そこに繋がる……気がする。ちなみに私は賛成派です。20年も続いているんだから時代は変わっていくし、"女児向け"アニメやゲームが静かになっていく中で男の子も興味を持ってくれるなら嬉しいから。あとオタクって最初文句言ってても結局手のひら返すから。

 

後半怒涛の展開ヤバかった〜〜〜〜!!シュプリームが正体を明かしたときの2Pカラー形態で既にかっこいい!とボルテージはMAXで。シュプリームの目的が「強くなりたい、強さを証明したいから」なのも良いよね。ダンガンロンパの妹様とか、特に誰かに恨みがあったわけでもなくめっちゃ自分勝手に振る舞うタイプの敵が好きなので。

前半がプリキュア同士の越境で割とほのぼのしていたので、意外と泣かないかも……と思っていたら後半滅多打ちにされた。過去ストーリープレイバックはヤバい。

子供のときに見ていたプリキュアは正直ストーリーを覚えていないこともある中、フレッシュプリキュアキュアピーチイースが闘う話は前後も含めてめちゃくちゃ大好きで覚えていて。ラブとせつなの状態で遊びに行ったとき2人でこれ!って選んだカプセルの中身が四葉のクローバーのネックレスだったところとか、その後イースが踵でそれを踏み砕いてしまうところとか。

映画でキュアハートたちの回想が始まったとき、ヤバい……これはピーチのときあれが来てしまうのでは……と思っていて予想通り来たときの衝撃たるや。その前のココとのぞみで絶叫しかけてたのに追い討ちをかけてきた。あの場にいて声を出さなかった私も大きなお友達も偉いよ……。よく動画サイトやSNSで感動シーン集ってあるけど、公式がやると火力が高すぎて危険だ。映画館で両隣も大人、それも丁度男女2人ずつだったけど、あの回想シーンで全員泣き出したの一体感があって良かった。

あれだけ人数がいれば喋るプリキュアも限られてくる中、マーメイドがラメールと会話してくれたのが嬉しかった!ここは会話させたいって製作陣が思ってくれたのかな。夢がある。他にも食べ物系キュアにしれっと混ざり込むキュアパパイアとか、でんぱ組.incのえいたそから成瀬瑛美になってもまた会えたキュアスターとか、大事なときに「なんでもできる、なんでもなれる」って言ってくれたキュアエールとか、好きな場面を挙げ出したらキリがない。

バトルシーンではないけれど、ツバサくんを見たさあやが「鳥ではないけど、私の友達にも似たような(変身をする)子がいるの」と恐らくハリーのことを"友達"って呼んでいたのも良かったな。それなりに年が離れているイメージだったけど、お兄さんではなく友達なんだな。

 

見終わって真っ先に思い浮かんだのが「平ジェネだったな……」だ。平ジェネ、もとい「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER」。タイトルの通り平成になってから誕生した仮面ライダーが20作になった記念として上映されたもので、当時のライダーたちはもちろん、佐藤健といった豪華素面キャストがサプライズで登場するなどのお祭り映画である。

これも映画館で見たのだが、「弟が見ていたのを横で見てたくらいの私ですらこんなに熱い気持ちになるんだから、全部見てた人はヤバいだろうな……」と思っていた。それがプリキュアオールスターズFで私に降りかかってきた。

子供の頃から見ていたプリキュアがみ〜んないるし、満も薫もキュアエコーも妖精キュアもいる。FUJIWARAもいる(らしい)。ここの怒涛のキャラクター登場シーン正直追い切れていないのでまた見たい。

 

プリキュアの真似事をしようとして生まれたシュプリームの姿と、"みんなを助けたい"という願いの力でプリキュアになった妖精のプーカの姿がほぼ同じなのめちゃくちゃ皮肉だな!と思った。自分はプリキュアの真似事しかできなくて、いらないと突き放した妖精はプリキュアになっている。

この2人が最終的に和解し、「ふたりで」また始めよう、と言うのがすごく感動した。「ふたりは」から始まったプリキュアは、「ふたりで」また始まっていくんだ、って。

 

でも結局Fって何だったの!?あれだけcmで匂わせてたのに!と思ってパンフを読んだけど、挿入歌の「All for one Forever」の歌詞が答えだなと。大きな1つの答えがForeverで、その中にFriendとかFutureが含まれている感じ?Final……?なんて不安を煽られたが、歌詞を見る限り「never ever Final」という意図らしい。

これ書くために改めて歌詞見たら、プリキュアは終わらないよ!って力強く訴えかけてくれている気がして泣いてしまった。そして作詞こだまさおりだったんだね……流石……。

 

今回ミラクルライトを使うタイミングが明確に提示されなかったけど、だからこそ各々が好きなタイミングで振っていたのも良かった。スカイとプリズムが泣いているときに振っている子がいて、ミラクルライトって闘うプリキュアにがんばえ〜!しがちだけど、ああしてプリキュアが辛いときに振ってあげるのも良いなと思った。

 

ストーリーもかなり展開が早いし、敵の目的も子供には分かりづらくないのかな?とちょっと感じた。正直「プリキュアが大好きで、これからも好きな貴方へ」向けた映画なのは否定できないと思う。でも私は20年前からプリキュアが大好きで、おばあちゃんになってもプリキュアが大好きな大きいお友達だから大満足なのだ。もちろん子供たちも楽しめてたら嬉しいな!!!

ドマステ感想

 

土屋さんが代役で舞台初主演を務めると知り、これは行かねばと思い『脳内クラッシュ演劇「DRAMAtical Murder」フラッシュバック』を4月30日に観劇してきました。

 

原作はボーイズラブのゲームで、しかも年齢指定要素があるとのことで最初は驚きました。ルートも6つあり、原作を知らない私はどれを見るべきなのかも悩みました。公式サイトのキャラクター紹介ページやプレイ動画、初演のレポなどを見て、クリアルートを観ることに決めました。

というのもこのゲーム、ただ年齢指定というだけでなく暴力!ドラッグ!強姦!複数プレイ!みたいなダークな面がかなり目立つなと感じたので、せめて平和そうなルートを……という思いがありました。

それに加え、私はHUGっと!プリキュアに登場する愛崎えみるとルールー・アムールの友情が好きで、同じく人間とアンドロイド要素のあるクリアルートに惹かれました。

 

結論から言うと、クリアルートを選んでマジで良かったです。すごく感動しました。

 

まず蒼葉について。本人もおっしゃっていましたが、土屋さんが過去に演じてきたキャラクターはクールだけど情熱を内に秘めている……という性格の子ばかりだったので、蒼葉の明るくからっとした性格のキャラクターは新鮮でした。ちょくちょく蒼葉が土屋さんであることを忘れて、そういえば今演じてるの土屋さんだったな……となりました。暴露ちゃん?のときの声は素の土屋さんの声に近いので、あっ土屋さんだ、となりました。

クリアルートはコメディテイストな部分もあったのでよく蒼葉がズッコケてましたが、クリアが「マスター!大変なことに気づきました!窓の外を見てください!もう夜です!寝ます!」と言ったときのズッコケ方がかなり派手で、お客さんからも心配を含んだ笑いが起きてました。腰大丈夫だったかな……。

男に体をまさぐられるシーンがあるのは知ってましたし、観る前は観たらどうなっちゃうんだろ!?と未知のものに対するワクワクみたいなのもあったんですけど、観たらちゃんと胸糞悪かったです。ここに関しては2回目以降見るのはキツイな……と思ってしまった。演出が悪いとかではなく、私自身が胸糞悪い展開に耐えられないというだけです。むしろ蒼葉にとって嫌なシーンで、観ている人がちゃんと胸糞悪くなるようにできているのは良いことだと思います。

 

クリアについて。紅雀やミズキ、ノイズなど、蒼葉の周りは血の気が多い人が集まっているので、蒼葉と同じくリブにもライムにも所属していないクリアは結構異質な存在だなと感じました。蒼葉の家の窓破ってくる時点でだいぶヤバいですけど。

蒼葉を何故マスターと呼ぶのかも長らく明かされませんし、ガスマスクをつけていて素性も分からないようなキャラクターですが、蒼葉に手を出されて激昂するのを見ていると悪い人ではないんだな、と感じられて好きでした。

噂は予々聞いておりましたが、裸エプロン、ヤバい。どうしてそこの再現に本気を出したんだと言いたくなりますが、クリアルートの特徴でもある少しコメディな部分が強調されるので良かった……のか?正面より後ろ姿の方がインパクトデカくて観客から悲鳴が上がってたのが面白かったです。最前の人はどんな景色だったんだろうか……。その後の蓮と蒼葉のやり取りもヤバかったです。知ってる俳優の口から尻が連呼される舞台。

 

2人のシーンで印象的だったのはやっぱり「くらげのうた」ですね。アクアパーク品川しながわ水族館が近くにあるステラボールで公演が行われているのが素敵な縁だなと。歌詞が無く、クリアのダンスで表現されているのが2人だけの空間という感じがして、「あ、これは泣く」と思いました。実際泣きました。原作では歌詞があるみたいで、ゲームと舞台で2つのくらげのうたがあるのは良いですね。

素顔を明かすシーンも印象的でした。「自分の顔を見たことがない、おじいさんにはガスマスクを外すなと言われたからもしかしたらすごく変な顔をしているのかもしれない」と不安がるクリアに対して、「変じゃない、目の鼻も口も全部自分と同じ」と蒼葉が優しく伝えていたのが温かかったです。かっこいいよ、とかではなく同じだよ、と伝えているのも良かったです。

いつだったか忘れてしまいセリフもうろ覚えなのですが、クリアが「もう一度名前を呼んでも良いですか。蒼葉さんごめんなさい、好きです。」と言ってキスをしたシーンがすごく好きで。普段マスターという特殊な呼び方をしているからこそ名前呼びはグッときますし、前半あれだけコミカルなところを見せられてからの「ごめんなさい」はギャップがありました。クリアからのキスが嫌じゃなかった、と言う蒼葉にもくすぐったさがあって、萌え。

せっかく良い感じになってきたのに待ち受けるラスボス戦。クリアがボロボロになってしまうのは事前の下調べで知っていたのですが、それが頭部に関しては自ら破壊したのは衝撃でした。人間には寿命がありますが、ロボットもまたプログラムの書き換えや体の破壊など、人間には知ることのできない終わりがあるのが切ないです。クリアや兄弟は歌で人を操るようにプログラミングされており、その声は蒼葉の声を元に作られていて、だから蒼葉をマスターと呼んだ、という情報は初耳だったので素直に驚きました。歌を歌うためにつくられて、歌を通じておじいさんや蒼葉と親交を深めて、歌を利用して(コードの逆再生だったかな)兄弟を破壊する、歌とクリアは切っても切れない関係にあるんだなと。

クリアがせめて最期に、と蒼葉の熱を求めるシーンはボロ泣きでした。観る前「濡れ場のシーンがあるなんて……」と良からぬことを考えていたのがマジで馬鹿みたいです。反省します。呼吸の音すら憚られるほど、この空間を邪魔してはいけない、という空気がすごかったです。

 

アフタートークにて、「クリアは自分の顔にコンプレックスがありましたが、土屋さん山懸さんは何かコンプレックスはありますか?」という質問がありました。その質問に土屋さんは「おでこが広いのがコンプレックスで昔は前髪で隠してた(お父様にでこっぱちと揶揄われたとも言っていた)。今はガッツリセンター分けをしているけど……。」と答えていたのが意外でした。なにせ私が土屋さんを知ったきっかけはガッツリセンター分けのキャラクターなので……。

 

土屋さんの初主演作品をこの目で見ることができて嬉しかったですし、土屋さんきっかけでドマステに出会えて良かったです。ゲームには続きがあるそうなので、クリアルートの続きも見てみたいなと思いました。

リピラブセシルルート感想

愛と集大成

 

出会い

セシルくんとの出会いというか、彼女はこれまでのルート通り木から降りられなくなったクップルを助けます。

そこから音也、レンさんと出会っていく辺りで察したのですが、なんとAクラスSクラス全員との出会いをします。この時点で集大成感がすごいです。

 

本編

噂には聞いてたけど、サタン……………そもそも友ちゃんが辞めてしまった時点で私は悲しすぎて放棄したくなったんですけど……………。この後本当に一切出てこなくてほんとにほんとに悲しかった。友ちゃんのいない早乙女学園なんて……………BAD END 友ちゃんのいない生活

セシルくんがキスで本来の姿を取り戻すところ、思わず「女児アニメだ!!!」と叫びました。←スタツア見たきっかけが「女児アニメみたいな変身シーンあるよ」って言われたことだった人

「音楽」を取り戻すためには散らばった楽譜が必要、それを奏でるのはセシルくん1人ではできない=今までのメンバーが必要、まで聞いてプリティーリズムRL50話のプリズムライブじゃん……しか感想が出てきませんでした。

 

音也

全員と遭遇するみたいなので、1人1人について感想を残しておこうと思います。

登場の仕方がヒーローショーの悪役なんだよな。早乙女学園で音也と握手‼️(シアターGロッソで僕と握手‼️)ネガティブなんちゃら攻撃、言葉通りセミの短い生涯についてブツブツと語られるというもの。まあそのセミもここ最近は割と長生きすることが判明し出しているのですが……。

空気が変わったのは「アイドルもセミと同じ」と言い出したあたりからでした。親がいない俺が生きていくにはアイドルしかない、もしかしたらアイドルとして有名になれば親が気づくかもしれない、とアニメ4期9話で辛かった部分穿り返されて気絶しました。う、歌いたい……まだ……歌いたい……(初音ミクの消失)

呪いに関する飲み込みが早くて助かるし、神社生まれとお祖父様の加護が幸いして無事だった日向先生も合流。地下のレコーディング室に篭って練習することを快諾してくれたけど、外に出られないって中々キツいのに良いんだろうか……。

 

トキヤ

気絶part2。音也が親ならトキヤさんはそりゃHAYATO関連だよねえ。話し方はずっと「一ノ瀬トキヤ」なのに、名前の表示はHAYATOのままだったのが辛かったです。ときめき対決、字面だけ見たら女児アニメとか少女漫画みたいな響きだけど、私はセシルくんもHAYATOも好きなので死にかけました。

HAYATOに関する問題は解決しないっぽいけど、歌に関する情熱を感じ取れたので良かったです。

 

真斗

これが噂の……スカートめくーり!!!!!

 

字面がバカすぎる。ルレがああいう感じだったから真斗さんはてっきりご家族のこととか財閥とかそういう感じのあれかと……。まさか彼女の水着で頬を染めてたのがこんな形で伏線回収されるなんてね。

俺はなんてことを!!!!!腹掻っ捌いて死んで詫びます!!!!!みたいな謝罪は勢い良すぎて笑っちゃったし元々真斗さんの悪行ではないけど許すしかないだろ。と思いました。

 

この辺りで彼女が「どうしてセシルさんは会ったばかりの私のことをこんなに……」みたいな疑問を持ちますが、全ルートクリアした私なら分かるよ……。まだ途中だしセシルくんの口から説明されたわけでもないので私の勝手な想像ですが、"会ったばかり"だと思っているのは彼女だけで、誰のルートであっても必ずクップルのことを助けてくれた彼女のことを、セシルくんは愛しているのかなと思います。メタい予想だけど。

 

レン

ご家族のこととか財閥のこと、はこっちでしたね……。洗脳されていないけどサタンに従っている。他の人と違って、正気の状態で自身の悩みを語るのでまた違った重みがありました。本当の愛を見せてもらった、俺は心の底から想ってもらったことは無いから、なんて言っていましたが、いるでしょうよ……幼い頃慕ってくれてて……今も口煩く声かけてくれる幼馴染が……。

 

那月

洗脳されてないルートもあるんだ!?と思ったらまさかの砂月さんが身代わりになっていました。試練を失敗する度森にブッ飛ばされまくるので肉体的に1番しんどかったと思います。

砂月さんの行動理由が那月さんじゃなかったこと、無いんじゃないだろうか。アニメ等では那月さんの見えないところで彼を守っていましたが、今回は目に見える形で彼を守っていたので新鮮でした。リピラブやって砂月さんへの印象がだいぶ変わりました。そもそも私はツンケンしてる人とふわふわしてる人のコンビが好きなので……。

 

公式幼児退行!?!?!?

体はそのままに中身だけ5歳の状態とのことですが、5歳の頃はまだ泣き虫だったんだと思うと……。ここでもまた薫くんが立ち塞がりました。砂月さんといい薫くんといいクラ組のこと大好きか!?!?!?

心臓に邪気が突き刺さるのもエグいですし、それを分かった上で自分に移した日向先生も……。そりゃ翔くんも尊敬しますよね。日向先生もりんごちゃんも、ベクトルは違ってもどちらも良い先生です。

 

セシル

音也のエレキギター、トキヤさんのアコースティックギター(!?)、真斗さんのピアノ、レンさんのサックス、那月さんのヴィオラ、翔くんのバイオリン、セシルくんの歌。プリティーリズムRL50話「煌めきはあなたのそばに」のプリズムライブですよ……これは……(2回目)。セシルくんのDESTINY SONGをプリティーシリーズだったらプリズムの使者っぽい曲だなあと思ってたんですけど、割とまんまですね……。この曲がサタンとのラストバトルで流れるのもアツかったです。

戦いが終わったらどうなるのか?と思ってたんですけど入学してくれるんですね!愛島セシルです、と名乗ったときのシャイニング早乙女の反応でそういえば忘れてたけど触れるよな、と。愛島ってなかなかいる苗字じゃないもんね……。早乙女社長がセシルくんにめちゃくちゃ擦り寄っていましたが、そりゃ死んだと思っていた自分が愛した人が生きていて、その息子だって言うんだから抱きしめたくもなりますよね。本人が迷惑そうな顔してるのがウケますが。

戦いが終わったからなのか入学したからなのか、セシルくんの話し方が少しくだけた感じになっていてかわいかったです。日本語の練習のための一人称僕もかわいい。というかセシルくん難解な日本語をすらすら喋っていたような気がしますが、日常会話はまた違うから勉強しているんでしょうか。

ステージ衣装あれなんですね!アニメで着てた服。卒業オーディションで歌い上げたDESTINY SONGで観客が自然と涙を流す感じ、nth colorが過りました。セシルくんルートが好きな人は是非プリティーリズムRLのジュネ様に興味を持っていただけると……近しいので……32話の「愛に羽ばたく女神」を見ていただけると……。

大恋愛ルート、春ちゃんが神様になってしまわれたのでビビりました。民が参拝に来るとのことですが、国民には受け入れられているのでしょうか。流石にミューズが認めただけあって従わざるを得ないのもあるとは思いますが……。琴美さんと同じ日本人ですし、これをきっかけに琴美さんも国民に受け入れられるようになるといいな。

猫のときのクセで春ちゃんにゴロゴロしてるセシルくんかわいすぎて脳が焼き切れそうでした。春ちゃんに王子様ムーブしてるセシルくんも好きですが、唯一春ちゃんより年下ということで甘えたムーブしてるのもめちゃくちゃ好きなので……。

てかセシルくんも女装しなさいよ!?!?!?AクラSクラの皆様は避けられない女装を経験したというのに。エイプリルフールでやってくれてたし許すよ(チョロ)。

 

総括

キスよりすごい音楽を、を命題に掲げているゲームの集大成ということもあり、キスが1つのテーマになっているのかなと。レンさんルートよりキスの描写なんか生々し……くなかったですか……?見ちゃっていいのかなコレみたいな……。

ここまでやってようやく気づいたのですが、愛に飢えていたのは何もスタリたちだけではなかったんだなと。主人公だって友達がいなかったし、隣の席の奴にパシられるし(これ許せない)、前髪だって顔が隠れるくらい長かったし。そんな子があんなに素敵な人たちに囲まれて、友ちゃんという素晴らしい親友もいて、先生たちもすごく良い人で、充実した毎日をようやく送れるんだね……と親みたいな目線になるときもありました。

前の方にも書きましたが、私がうたプリに興味を持ったのはファンタジー的な部分がきっかけだったので、セシルくんルートはそれを存分に味わうことができて楽しかったです。アニメだとごっそりカットされた部分(翔くんの心臓病とか特に)があったので、リピラブ手出して良かったなあと思います。

他の2作?も気になりますが、まだ友情ルートとかバクステとかやり込めそうな要素があるみたいなので、しばらく余韻に浸ろうと思います。乙女ゲームほぼ初めてだったけど楽しかった〜!!

リピラブ翔ルート感想

王子と病

出会い

木に引っかかった帽子を取ろうとしている翔くんに遭遇するのが出会いでした。この時点でかわいい、小さい、中学生?なんて散々の言われようですが、少なくとも彼女よりは背高いんだよ……。

 

本編

リピラブの春ちゃん、ちょくちょく陰キャ成分を感じていたけど、中学のとき隣の席の奴にパシられていたのが発覚したとき流石に心にダメージを負いました。本人がパシリに気づいていないのがまた……。

話を戻します。1番ちゃんと乙女ゲーム!って感じのシナリオだったのではないでしょうか。「ばーか」の言い方のバリエーションが色々あってドキドキしました。

たしかトキヤさんルートの感想で「ゲームの翔くんは日向先生に憧れてる設定は無いのかな?」と書いたと思うのですが、態度を表に出さなかっただけで尊敬していたのには変わりなかったですね。ついでに日向先生が歌わなくなった理由が明かされて言葉を失いましたが……。ああいった過去があるからこそ、彼女たちの関係を認めて一緒に頭を下げてくれるのかもしれない。

とはいえ音也ルート並みに在学中にイチャイチャし出したので、コイツ……とは思いました。翔くんルートまで終えて改めてなんで音也だけあんなに厳しかったんだ?と感じました。音也も「交渉」ができていればあそこまで苦労しなくて済んだのでしょうか。

薫くんと心臓病

翔くんが那月さんになんだかんだ甘いのって、きっと薫くんに少し似てるからかなあと思いました。あと彼女は色んな人に「麗しき兄弟愛」って言いすぎでは……。

アニメでは一切触れられていなかったものの、翔くんが心臓に病を抱えていることはうっすら知っていました。ただ、それは幼い頃の話だと思っていたので、現在進行形で病気を患ってるのは驚きました。アメリカに手術しに行くという話題が出たときは思わず幸村精市のことが過ぎりました(他ジャンル)。

自分は元気なのに双子の兄は苦しんでいる、というのも真斗さんやレンさんとはまた違った兄弟の悩みだよなあと。最終的に手術が成功して、薫くんとも分かり合えたので良かったです。

 

ここまで順調だったのにエピローグの大恋愛ルートにて、珍しく選択肢が出てきました。翔くんがアメリカから飛行機で帰ってくるという内容で、すぐ返ってきてほしいか無理しないでほしいかを選ぶものでした。もう大恋愛ルートは確定しているので、どっちを選んでもそんなに影響は無いのかな?と軽い気持ちで選んだら飛行機が墜落しました。

え!?!?!?ここまでやってきたのに!?!?!?そんな 病気治ったのに 墜落 なんで翔くんルートだけこんな バ、バドエンになっ

あっ違う飛行機乗ってた……………良かった……………

とはいえこのバクバクした気持ちのまま話が進んでいっても集中できるはずもなく。キス……してるけど墜落した飛行機があるのは事実だし……。

 

総括

心臓の病気の話があったとはいえ、今までが恋愛絶対禁止!!財閥!!兄弟コンプレックス!!二重人格!!自分とかけ離れたキャラクターを演じることの苦しみ!!みたいな感じだったので、歌うことに関しては1番純粋に楽しんでいたのではないでしょうか。

オレサマ愛歌を聴いて思ったのは、来来☆オーライの最後の「世界丸ごとありがとなー!!」はオレサマ愛歌の「サンキュー!!」を意識しているのかな?ということです。

12月末から始めたリピラブもここまで来たか……と感慨深いです。次はついに……なので最後まで楽しみたいと思います。

リピラブレンルート感想

兄弟と才能

出会い

初手でお姫様抱っこをしてくるかなり強いスキンシップでしたが、まあ真斗さんの事故チューに比べれば……。

ハンカチに名前だなんて今どき古風だね←本当にそう

 

本編

少年漫画っぽい!!ってめちゃくちゃ思いました。引っ込み思案だが音楽の才能に溢れた主人公、天才的で魅力的な歌声を持つも熱意に欠ける相棒、相棒と正反対且つどこか似ているところも持ち合わせるライバル。主人公は相棒の歌を世に届けるため、相棒から出される数々の試練をこなしていく__みたいなのありそうじゃないですか?

レンさんは序盤練習に来ないので苛立ちがある、という感想を度々目にしていたので覚悟はしていたのですが、序盤どころか全然来ないじゃないですか。主人公が失神してる間に(主人公も望んでたとはいえ)勝手にペア決めをしたのに練習来ないのかよーーーーッ!ただ怠いからサボるわ〜なんじゃなくて、俺を歌わせたいならもっとちゃんとしたの作ってくれる?みたいな態度が……友ちゃんは矢島にこういう気持ち抱いてたんだね……。

CMソングの件キツ〜〜〜〜!!なんで乙女ゲームで仕事の苦しい部分見せられなきゃいけないんですか?本人の頑張りとは関係なしにイメージと違うから却下、ってなるの、クリエイター業では付き物ですよね……。レンさんルートはこうやって「作曲家」の仕事に焦点を当ててるシーンが多く見られたのも少年漫画っぽいのかなと思いました。

大恋愛ルートの色気は流石でしたね。真斗さん帰ってこないとはいえ気まずくないのか……?アニメ見てるときも「いつも子羊ちゃん、レディって呼ぶレンさんが、春歌って呼ぶところが見たい」と思っていたので、見られて嬉しかったです。彼女のことを「くだらないメディアに晒すような真似はしない」って言っていたのも信頼できて好きです。

 

兄弟

レンさんの暴挙(とはいえ筋が通ってるときもある)を許せてたのはこれがあったからなんですよね。なかなか本気にならないのは、本気でやっても認めてもらえてこなかったから。だから春ちゃんに対しても、結果を出さなければ意味がないと現実主義な態度を取っていた。お父様が亡くなって目標が無くなったっていうのもリアルでした。

兄弟というか、生まれた順番って誰がどう何をしても永遠にひっくり返るものではないし、ましてや真斗さんなんて血の繋がりもないので親から受けた教育や愛情なんかも分かり合うことはできないんですよね。それでもスタツアでは「聖なるメモリーズがまた2人に生まれた奇跡」となるまで辿り着けているので、本当にこの2人は……。いるだけでコンプレックスを刺激してくる年下の嫡男と同室たしかにキツすぎるんだよなあ。よく乗り越えたと思います。spoonに「レンが大人になった」と書かれていて、字面だけ受け取れば微笑ましいですが、過程を考えると本当に……よく……自分から変わろうと思えたなって……。

 

総括

側から見たら不真面目で浮ついた言動が、実は寂しさと物凄いコンプレックスの塊から来ていると知ったら、気にかけずにはいられないし彼女もだから放っておけなかったんだろうなと思います。大人になって柔らかさを身につけたレンさんから時々お母様の雰囲気を感じ取れたら素敵だな。見たくないですか?お母様のアイドル時代を知ってる人がレンさんのライブを見に来て、一瞬お母様の雰囲気を感じ取るの……。