
2026.03.21昼
邂逅編の感想はこちら
6日前まで『ミュージカルテニスの王子様4th season 青学vs四天宝寺』に真剣になっていたため、今回の範囲(原作だと義城編と呼ばれている?)は未履修で観劇。前回の邂逅編から上演時間が1時間増え、なんと3時間30分。テニミュですら3時間20分だったのだからそれより長い。ステそし前回面白かったけど、いきなり3時間半になって耐えられるのか……?(そしてシアターHの椅子って大丈夫だったっけ?)という不安を若干抱えながら始まった。
結果、面白すぎる。
そもそも魔道祖師って原作がめちゃくちゃ面白いな!というのを改めて感じた。世界中で人気になっているのもよく分かる。
一幕はこの後起こる事件についての説明や導入だったり、忘羨の微笑ましいパートがメイン。藍湛が酒弱いの予想通りすぎるけど、あんなポンコツ萌えキャラみたいな感じになっていいんだ。シアターHってかなり音が悪い方の劇場だな……と思うけど、廣瀬さん藍湛のあの淡々と静かな喋り方でちゃんとセリフはっきり聞き取れるのすごい。ここがほのぼのしていればしているほど二幕の凄惨さが際立つので良いな〜と思った。金凌との蟠り解消パートも良くて、貸し借り無しにするためとはいえまた江澄にシバかれるかもしれないのに魏嬰を助けるあたり金凌もちょっとずつ心開きつつあるんだな……と感じて良かった。
今回知っているテニミュ出身キャストがかなり多かったため、OPのキャラ紹介パートでもちこだ……草地だ……田鶴翔吾だ……と感じる時間があった。もちこの聶懐桑めっちゃビビりそうでかわいい。
聶懐桑もそうだし前回の邂逅編でもそうだったけど、どんなに短い出演時間でも主要キャラクターはキャスティングしようという意図を感じた。もしテニミュだったら聶懐桑は今回ボーイズ(アンサンブル)が演じていたのでは?キャスト目当てで来てたら正直辛い面もあるのでは……と思うものの、でも江澄みたいに全員を全員映像出演にするわけにはいかないよな……とも思うので難しい。
履修してない範囲の用語を初見で理解できるか不安だったけど、前回同様映像で上手く補ってくれていたので理解できた。
二幕は前述で触れた通り、原作で義城編と呼ばれるかなりしんどいストーリーになっていた。草地の薛洋がめちゃくちゃ良い!!!あんなにガッツリ悪役演じてるのってたぶん初?相変わらず華があって目を惹くというか。目線がめちゃくちゃ良いよな……と思う。
曉星塵と宋嵐の関係性もめちゃくちゃ良かった!親友、大好き。宋嵐の亡骸を見た魏嬰が傷跡的に迷わずひと突きで刺されたのでは……と言っていたけど、それが「薛洋によって屍の粉を浴びせられ舌を切り取られた宋嵐が、同じく薛洋によって騙された星塵によって屍と勘違いされて刺されたから」だとは思わないだろ(絶句)。その後真実を知った星塵が首を掻っ切って自害したシーンの無音の時間すごく良かった。舞台ならではだなと感じたし、絶対ここだけは微塵も音を立ててはいけない……って全体に緊張が走っている感じ、好き。薛洋の「星塵が発狂するまでは想定通りだけど、まさか自害まですると思っていなかった」みたいな失望感と焦燥感が伝わってくる演技も良かった。騙してはいたけど星塵といた時間も楽しかったし、楽しかったのに親友の存在には一瞬で負けたんだよな……!親友を殺めてしまった事実を知る前までは醜く縋りついてきたのに、事実を知ってからは呆気なく命を捨ててしまった。魏嬰に協力を求めてどうにか星塵の魂を元に戻そうとしてたのはこういうことだったんだな。そして魂は元に戻ろうとしてない、戻ることを拒んでいるのがまた……!星塵、宋嵐、薛洋の関係性がとにかく良かった。魔道祖師って忘羨以外の関係性も濃いのが面白い。ストーリーには全然関係ないけど宋嵐もとい田鶴翔吾の黒髪長髪めっちゃかっこよかった。黒髪長髪大好き。
景儀めっちゃかわいかった。テニミュから中5日でステそし(しかも3時間半)て……と思っていたが、そこまで出突っ張りじゃなくて安心した。でもトンデモスケジュールだと思う。ドマステの経験(急遽主演の代役で6種類の台本を1ヶ月で叩き込んだ)でもう何も怖くないのか……?
話を戻す。景儀は今回屍の毒粉を浴びて熱でぐったりしていたり、そのせいで魏嬰作の辛い粥を食べてヒーヒーしていたりと弱々しい描写が多かった。殴られ蹴られの役は多いけど(……)こういう感じの弱りはあまり見ないので新鮮だった。魏嬰との関係性も前回から結構変わったように感じた。前までは「礼儀のなってない変な奴」という認識だったのが、今回は「技術を学ぶべき先輩」に対応が変わっていた。りんごちゃんのことも前はあのロバどうにかしろ!という感じだったのに、金凌との言い争いの中でりんごを食べてるからりんごちゃん!いいだろ!😡と怒っていたのがそんなに仲良くなったの!?とビックリした。うさぎも愛でていたし動物全般好きなんだろうか。元々大きい目を更に見開いて驚いていたり、義城での話を聞いてメソメソ泣いていたり、とにかく色んな表情をしていてかわいかった。
思追も今回キャス変で中川くんが演じていたけれど、あんでぃーさんが演じていたときとはまた印象が変わっていた。あんでぃーさんのときは年下感というか後輩という印象が強かったけど、中川くんの思追は後輩たちの中でも一際落ち着いている、頼りになる印象が強かった。景儀とのアイコンタクト今回もあって嬉しい。
最初は3時間半!?ってビックリしたけどその上演時間に合う面白さだった。上演時間を短くしたが故に走り気味になってつまらなくなるならいくらでも上演時間伸ばしてくれと思うタイプなので、遡洄編も終わってみれば3時間半で良かった。シアターHも長時間に耐えられる椅子で助かった。次また景儀(土屋さん)が出るか分からないけど、もし出なくても行くだろうなと思った。楽しみにしてます。