羊増し増し

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特殊ミステリー歌劇「心霊探偵八雲」-呪いの解法-

2024.02.25

 

八雲見てきました。めっちゃ面白かった〜!!やっぱり三浦さんの脚本演出が私に合ってるんだなと思えて良かった。

 

土屋さんが演じた白井解は元々女性のキャラクターらしいけど、男性に変えたことへの違和感が無くて馴染んでるなと感じた。これは私が原作未読なのもあるかもしれないので、原作知ってる方がどう感じるかは分からない。

でも男性に変えたからこそ、本来女性が演じるであろう女神役にまで白井を起用する松永(演:前田隆太朗)の白井への執着というか信頼の強さをより感じられたと思う。単純に土屋さん演じる白井演じる女神役があまりにも綺麗だったのでそれだけでもかなり良かった。客を呼ぶために夜職もしてて……って言い出したときは流石にキャラ盛りすぎじゃない!?って思った。好きな俳優の演じる役がキャラ盛り盛りで嬉しいです。ソロ歌唱もあって嬉しかった。どうして土屋さんを起用したのかだけ聞きたいです(推しが初っ端女神で出てきてびっくりした人)。

 

矢口(演:永田聖一朗)も女性→男性の改変だけど違和感が無かったし、七目(演:鎌苅健太)に関しては原作に登場しないオリジナルキャラクターらしいけどむしろいないの!?になるくらい良かった。幽霊が絡む話で生きる大切さとか、人間の1番強い感情は怒りだとか、興味深いセリフが多いなと感じた。

 

私はテニミュを3rd全国立海から見始めたから後藤大も前田隆太朗も立海のイメージが強くて、今回初めて2人をテニミュ以外の舞台で見たと思う。ごとだいは去年仮面ライダー大きなお友達に大人気なのを見ていましたが……。

やっぱ迫力とかオーラがあるなーと思った。シンプルに演技が上手い。ごとだいに関しては最後心霊3人と語るシーンですごく綺麗な涙を流していたのが印象的だった。演技だと思うんだけど、演技であんなに綺麗に泣けるんだ……と感動したし、結構耐えてたのにそこでかなり泣いてしまった。

まえりゅの役が土屋さんの役と重要なシーンがあるのが意外だった。でも思い返せばあの前田隆太朗にただの演出家をさせる訳が無かったかも……。見ていてしんどいシーンではあったけど、目が離せないシーンでもあった。まえりゅも土屋さんも私が生で見たことある元/現テニミュ俳優で、2人とも三浦さんにお世話になってるの面白いなーと思った。ごとだいと広井くんもね。

見ながら犯人が誰なのか一生懸命考えていたので、「そもそもあの日実家に帰省すると言ったのは嘘でした」って明かされたときは、その可能性は考えなかった!!と思ってかなり悔しかった。「低周波で幽霊映し出してます」はそんなファンタジーあり!?と思ったけど、"特殊"ミステリー歌劇だもんな……って強引に納得した。

 

かりん見られたのも嬉しかったなー!プリティーシリーズ大好きなので、ちゃおフェスぶりにかりんを生で見られて嬉しかった。目的のためにあざとく生きる人を演じていたけど、あざとさに説得力のあるかわいさだった。原作だと永田くん演じる矢口兄は女性らしいけど、そうなると元は姉妹なのかな?白井もだけど性別変更に違和感が無かったので、逆に原作どうしてるのか気になる。

 

白井と塩谷が途中まで幽霊だと気づかなくて、八雲が「白井さんはもう亡くなっています」って言い出したあたりで言われてみれば……!?になった。白井が行方不明になった日に衣装の靴がちゃんと仕舞われていなかったことに対して怒る塩谷に、白井しか謝ってないんだよね。グッズのクリカで白井と塩谷と御子柴父だけ背景がグレーだったのもそういうことか〜と気づいた。グッズでネタバレするのはやめよう。

 

前半かなりコミカル!って感じで、私は楽しかったけど苦手な人もいるかもなと感じた。でも今思い返すとあのコミカルな時間のおかげで休憩なし2時間半もそんなに苦痛ではなかった気がする。テニミュも見た上で思うのは、ああいうコミカルシーンを挟むのが三浦さんの癖というか味なんだろうなあと。六角の3年ミッションとか関立の緊張なんてするわけないじゃん(仮)とかすごく好きだから、私が三浦さんの脚本演出を合うと感じるのはこういうところなのかもと思った。コミカルなシーンがあるからこそシリアスでかっこいいシーンとのギャップがあってどちらも映える。

 

自分が三浦さんの脚本演出が好きな理由が少し分かった気がして楽しかった!イープラススペシャルデーの撮影タイムはもう少し慈悲をください!!!!!

 

完全逆方向固定で泣いた

最後なんとかこっち向いてくれた