羊増し増し

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リピラブ音也ルート感想

王道と恋愛禁止

無事に音也ルート、それも大恋愛ルートをクリアしました。本格的な乙女ゲームをやるのは初めてだったので、自分が思う選択肢とゲームとして正解の選択肢が違うことが割とあって苦しみました。

 

出会い

痴漢スタートだとは思いませんでした。アニメの入試スタートはまだ平和だった……。痴漢されてるところを助けられたとはいえ、同級生に見られるの結構気まずいだろうなあと思いました。気まずくないですか?

あと音也ルートなのでグッと堪えてスルーしましたが、真斗さんとあまりにもあっさり事故チューしたのでビビりました。詳細キボンヌ。あとじいやの出方が水戸黄門の助さん格さんでジワりました。

 

本編

胃が痛い!!!!!始める前からインターネットでその名を轟かせていた"退学王"、噂通りでしたね。乙女ゲームとしてはきっと王道なのでしょうが、なにぶん彼らが目指すのはアイドルなので自重しろや……と何回思ったことか。キスしそうになったことを悪びれもなくクラスメイトの前で堂々と話し始めたときは流石にテメェ!!!と身を乗り出したくなりました。真斗さんが灸を据えてくれたので収まりました。

とはいえアイドルという職業さえ目を瞑ればすごく微笑ましいなと。彼女の為ならどんなことでも頑張れる音也と、それを信じる彼女は純粋でした。照れるとモゴモゴ言うのがかわいかったです。キスマークは……まあ……ふしだらですけど……そんなことするからレーティングCERO Cなんだろ。いつキスマークがバレるのかハラハラしてしまいましたが、特にこれといったアクションは起きませんでした。

あと真斗さんが彼女の水着見て照れてるの見て本当に早く真斗さんルートやりたい。と思った(浮気しないで)。水上スポーツ応援するの、学プリでもやったな……。

 

シャイニング早乙女と

こんなガッツリ触れるんだ〜って思いました。そりゃアニメでは1割触れたかどうかという感じだったので、それ以外の情報はゲームからというのは分かっていたのですが。ゲームだと音也は母親の名前が「琴美」であることを知っているんですね。その母が15年前飛行機事故に遭ったこと、音也を支援してくれていたおじさんがいたこと、そのおじさんの後ろ姿がシャイニング早乙女に似ていたこと、シャイニング早乙女の愛した人も同じ事故にあったこと、学園長室の机のメモの差し出し人が「琴美」だったこと。EDにて全てが繋がって、音也がシャイニング早乙女のことを「園長先生」ではなく「おっさん」と呼び方を変えていて、ああ何かを察したんだな、と思いました。これセシルくんルートでどうなるんだろうか。

 

アイドルと恋愛禁止

これがめちゃくちゃ難しくてこのことばかり考えてた。きっと私みたいに順番通りやろうとして音也ルートから始めた人は多いと思うんですけど、初回でこれキツくないか……?

私の考えってたぶんどちらかと言えばシャイニング早乙女寄りなんだろうな〜と。「真面目にアイドルやって、熱愛報道が出ないように気を遣って、そうして辿り着いた結婚なら文句は言えない、とはいえ熱愛報道が出たからといってすぐアイドル辞めますは違う気がする」と思っているので……。最近はアイドルの結婚も珍しくなくなってきたけど、でも結婚を歓迎されてる人たちって大体「こんなに長い間アイドルやってきたんだし、結婚してもおかしくないよね」みたいな見方されてませんか?私たちにもう十分夢を見せてくれたから受け入れられるんだと思います。

なので音也のデビュー前から公共の電波に乗せての宣言はウヴァーーーーッッッてなりました。音也は「愛してる人がいても、俺の歌を、魅力を純粋に分かってくれる人がいるはず」と言っていましたが、私はうーん……と考えこんでしまいました。無理というより前例が無いと言った方が良いかもしれない。アイドルの魅力は歌の上手さだけじゃない。だからこそ音也はトキヤに勝つことができました。愛する人がいても歌を純粋に聴いてくれる人がいる、というのはこれに矛盾しているような気がします。福○雅治ですら結婚時は連日ニュースでロスが騒がれていたくらいです。上手く言えないけどショックを受けるという人は少なからずいます。シャイニング早乙女の「若さ故の過ちを予め封じる」という考えも理解できます。

作中でアイドルの恋愛禁止は昭和の業界の風習だと言われていましたが、そうでしょうか?ファンがショックを受けるから、それによって離れてしまうから、というのが理由で、元々はファンを傷つけないためのものです。そんなの求めてない!恋愛禁止なんて人権侵害だ!という声も分かりますが、以前とあるアイドルに熱愛報道が出たとき、グッズを全て粉々にして処分している人を見ました。そういうことです。

でも、非難を覚悟で校則に立ち向かっていったのは良いなと。現実にも芸能高校で恋愛禁止の校則を破った生徒が度々訴えていますが、ああいうのを見るたび「校則破る前に変えようと動けよ……」と思っていたので。音也たちは破った後でしたが……。でもちゃんと自分たちで根本を変えようとしていたのは偉いと思います。2人なら何でもできるよね!という自信には不安要素はありますが、試練を乗り越えていったのは事実なので、そこをシャイニング早乙女も信頼したのかもしれない。

 

総括

アニメから入っちゃうと、アイドルとしてプロになった音也→まだまだ未熟でプロ意識のない音也の順番になるのでだいぶ苦しみましたが、乙女ゲームってこういうものだよな……と。選択肢で展開が変わっていくのもハラハラして、期待通りの反応が貰えると嬉しいし、失敗したな〜と思うときもありました。音也が壁登りしてるとき学園長に「訴える」という項目がありましたが、私はてっきり「口頭で辞めさせるよう訴えかける」という意味だと思ってました。ガッツリ訴訟の方でした。

音也ルートでだいぶ諸々に耐性がついたと思うので、セシルくんルートまで駆け抜けていきたいと思います。

 

てかクップルゲームでもかなり最初からいるね!?